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千代田区の現区議会議員への二番町地区計画変更等に関するアンケート結果全文(2023年2月実施)
本年 2 月に、千代田区議会ウェブサイトの「議員紹介」ページ https://gikai-chiyodatokyo.jp/about/giin/index.html に掲載された全区議会議員の連絡先に、電子メールまたはファクスにより以下質問一覧を送信し、回答を受領しました。
(ご回答ありがとうございました。)
その結果を、下記の通り公開いたします。

【質問一覧】

1. 二番町地区計画案の1月26日公聴会(注)を傍聴しましたか?
(注)1 月 26 日の公聴会情報は ⇒ https://www.city.chiyoda.lg.jp/documents/17493/toshikochokaigaiyo_1.pdf

2. 二番町地区に関する都市計画案(地区計画の上限を超える 90m の超高層ビル建設)に関して、ご意見とその理由をお教えください

3. 現行の二番町地区計画を変更し、日テレの所有地だけを区分して高さ制限を90メートルに変更することに関して、住民の賛否が分かれている状況です。賛否が分かれたまま進めるのではなく、地域で合意形成を図るための場を設けることが必要だと思いますが、どうお考えでしょうか。
 
4. その他コメント(自由) 

【回答のなかった現職区会議員一覧(敬称略)】
  小野なりこ
  岩佐りょうこ
  秋谷こうき
  米田かずや
  大串ひろやす

【回答のあった現職区議(同)と回答全文】 

(以下、回答順に記載)

■小林たかや
いつも委員会運営にご理解いただきありがとうございます。
さて、本件アンケートにつきましては、二番町地区計画について、その審議する環境まちづくり特別委員会の委員長の為、お答えすることが叶いません。
何卒宜しくお願い致します。

■長谷川みえこ
1.1月26日公聴会を:当日傍聴した。
2.二番町地区に関する都市計画案(90m の超高層ビル建設)に:反対。
(理由)この地域は閑静な住宅街。地区計画を守って開発するべき。地区計画で決められているところを切り取って計画変更する開発は悪い前例となる。90m ビルによる環境への影響も鑑みるとこの計画には賛成できない。
3.同都市計画案に関して地域で合意形成を図る場が:必要。
(理由)地権者が日テレ 1 社だからと、切り取った土地を地権者合意 100%として進められるものではない。地区計画はブロックで考えるべきで、当計画地の周りにお住まいの方々の意見も取り入れなければ文教地区における住環境は守れない。
4.コメント
コロナ禍による協議会開催のご苦労も理解するが、千代田区のまちづくりの進め方は丁寧さに欠ける。もっと広く住民の意見を伺うことが大切。折り合いをつけずに進めると地域を二分する。
提案された計画ありきではなく、区は計画見直しのアドバイスを提案してもよいのではないか。
 
■ 岩田かずひと
1.1月26日公聴会を:当日傍聴した。
2.二番町地区に関する都市計画案(90m の超高層ビル建設)に:反対。
(理由)第三者的な立場である区は、一企業である日本テレビが地区の課題解決をしてくれるからといって、住民と決めたルールである地区計画を、別の制度を使って変更するような真似をすべきではない。まるで日本テレビの計画を後押ししているかのようで、今の区の考え方の在り方自体が問われているのではないか。また、過半数の住民が反対している計画を色々な理由を付けて推進すべきではない。
3.同都市計画案に関して地域で合意形成を図る場が:必要。
(理由)日本テレビの所有地だけを切り抜いて地区計画を変更するようなことを許してしまうならば、ある程度の土地を持っている企業は、いくらでも開発ができてしまうことになり、超高層開発が野放しになり、区民と作ったルールである地区計画が骨抜きになってしまう。
4.コメント
区は、日本テレビの計画を、現状の『高さ制限 60 メートル』の範囲に変更させるべきであり、課題解決を求めるならばその上で課題解決をしてもらうことを提案すべきである。日本テレビが『60メートルでは採算が取れない』といったからと言って、区がそのまま日本テレビの主張を飲むのは区民に対する背任行為である。
 
■ 飯島和子
1.1月26日公聴会を:区が公開した録画を視聴した
2.二番町地区に関する都市計画案(90m の超高層ビル建設)に:反対。
(理由)従来の地区計画を変更してまでの高さ 90m は、狭い通りにそぐわず、都市マスにも相応しくありません。都市空間は公共財であり、住民合意は不可欠です。これが整わないままの計画は反対です。
3.同都市計画案に関して地域で合意形成を図る場が:必要。
(理由)前問で答えた通りです。
4.コメント
千代田のまちづくりは、「都市再生」という政治的な流れの中の最大課題と思います。しかし、地域から異議を発信し、その声をしっかり受け止めるのは行政の仕事であり、民主主義の基本です。
 
■ 牛尾こうじろう
1.1月26日公聴会を:区が公開した録画を視聴した
2.二番町地区に関する都市計画案(90m の超高層ビル建設)に:反対。
(理由)番町の落ち着いた街並みを守ろうと住民のみなさんがつくられた地区計画(高さ 60m)に反する計画を住民のみなさんへの十分な説明と納得が無いまま進めるのは如何なものかと考えます。
3.同都市計画案に関して地域で合意形成を図る場が:必要。
(理由)この問題に対しては確かに賛否が分かれてると思います。しかし、一度住民のみなさんの中に亀裂が生まれたまま事業を進めたならば、住民同士のコミュニティを取り戻すのは容易ではないと考えます。お互いが十分な納得が得られるよう最後まで合意形成の努力を行うべきです。
4.コメント
区も提案されたからそのまま粛々と審査して認めるというのもどうかと思います。今回のことを教訓に一事業者が、今回のようなこれまでの計画とは違う開発の計画を提案してきたときにどのように取り扱うのかのルールづくりを検討しても良いのではと思います。
 
■ 永田壮一 (「千代田区議会自由民主党議員団一同」)
以下コメントのみ:
「二番町地区計画については審議中のためお答えすることが出来ません。千代田区議会自由民主党議員団一同」
 
■ 木村正明
1.1月26日公聴会を:当日傍聴した
2.二番町地区に関する都市計画案(90m の超高層ビル建設)に:反対。
(理由)地区計画とは、地区の目指すべき将来像を住民が設定し、その実現にむけてまちづくりを進めていく手法です。現行の二番町地区計画は、「説明会開催から、丸2年、延べ 15 回の意見交換会を経て」都市計画決定がなされました。その「意見交換会の過程で、相当議論がなされたのが高さの問題」です(08 年企画総務委員会)。高さに対する意見の違いを乗り越え、地権者や住民が最終的に折り合いをつけたルールが、現行の地区計画です。
その地区計画を見直すさい、前提となるのは、将来像にてらして現状がどうなっているのかの区民的検証です。しかし、その手続きなしに都市計画提案がなされました。
もちろん、都市計画提案そのものを否定するものではありません。その際、提案内容に求められるのは
①十分に公共性がしめされること、
②市民の支持を得ていること、だと考えます。この点からも、都市計画案は不十分だといえます。
3.同都市計画案に関して地域で合意形成を図る場が:必要。
(理由)まちづくりとは、人と人をつなぐものです。そのために欠かせないのは徹底した対話ではないでしょうか。「第 46 回区民世論調査」は、興味深い調査結果となっています。「まちづくりを進めるための検討方法」をたずねた質問に対し、55%の区民が「計画案の作成の段階から区民や事業者が参加し、行政と一緒に考えながら進める」と答えています。
合意形成を図るための場を関係者で構成し、必要な場合には第三者的なファシリテーターの協力も得ながら、徹底した話し合いをすすめることは、区民の思いにも適っているのではないでしょうか。
4.コメント
都市計画は「市民共有の都市空間を市民みんなで創造する共同の行為」です。地区計画が定められている区域に、都市計画提案がなされた場合、その内容を地区計画の将来像に照らして検証するルールをつくる必要があると考えます。

■ 小枝すみ子
1.1月26日公聴会を: 当日傍聴した
2.二番町地区に関する都市計画案(90m の超高層ビル建設)に: 反対。
(理由)最高でも 60 メートル以下とする番町ルールを守ってまちづくりをするのが当然。
3.同都市計画案に関して地域で合意形成を図る場が:必要。
(理由)バリアフリーや屋外広場の確保など現行のルール内で実現できることを確認できる場が必要。
4.コメント
行政は公平中立であるべき。反対が多い状況のまま、都市計画手続きを強行したことが問題。

(回答は以上です)