人々の強い関心を示し、区の行政に対する牽制のためにも、傍聴をお申込み下さい。
【都計審日時】
11月6日(月)午前10時から、区役所8階にて。
【申込方法】
10月31日(水)午後5時までに、以下宛先に お名前(法人であれば会社名含む)、住所、電話番号、傍聴理由を記入しお送りください:
■宛先=環境まちづくり部景観・都市計画課都市計画係(〒102-8688 東京都千代田区九段南1-2-1)
ファクス:03-3264-4792 (電話:03-5211-3610)
メール:keikan-toshikeikaku@city.chiyoda.lg.jp
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【区役所には、都計審において、以下のような、公正な報告を求めます】
以下にあげた【これまでの二番町地区計画の経緯】をふまえ、区役所の都計審における「報告」では、
①『現在の高さ制限60メートルでの日テレ本社跡地の再開発案』と、
②『高さ制限60メートルを変更した場合の再開発案』
の両方のケースを提示し、それぞれの案を比較して住民が「得ること」と「失うこと」を示し、人々が自分で判断できる情報を、十分に提示しなければいけないと考えます。
【これまでの二番町地区計画の経緯】
現在の二番町の地区計画では、建物の高さ上限は60メートルです。
これに対し、二番町の日テレ本社跡地の一部につき、高さ制限を90メートルに変更する都市計画案を千代田区が提出し、その後今年1月に公聴会開催、同3月に都市計画法17条に基づく住民等への意見書募集が行われました。
結果は、住民ベースでは圧倒的な反対多数となり、3月30日の都計審において高さ90メートルの案は採決見送りとなり、同計画は都計審専門家委員(6名)により検討されることになりました。
【2023年3月 意見書集計結果】(一部)
日テレ通り沿道住民(一番町〜六番町・麹町3&4)
賛成275件
反対658件
そのうち二番町住民
賛成64件
反対90件
しかしその後、今年7月25日の都計審では「専門家会議」の見方として「80メートルを超えることはできない」との見解が出されました。
これは、実際の7月の都計審議事録では、
「少なくとも地域課題の解決が確実に見込まれ、かつ『地域の大方の賛同が得られる場合』には」(議事録37ページ)高さ60mを超えることが認められる、と書かれています。しかし現時点では上記の意見書集計結果の通り、地域住民の大方は賛同ではなく反対です。さらに、
「80メートルというのは所与のものではなく、地域で何か必要だと皆が要望しているものを整備することが前提に立って、初めて60を超えていける、、、という前提なので、80が所与なものだとは理解できない」(同44ページ)と都計審会長が明言しています。
80メートルまでならOK、という意味では全くないのです。
しかし区役所と日テレはその議事録をよく読まずに、80メートルが認められたのではないにもかかわわらず、今年10月13日の第13回日本テレビ通り沿道まちづくり協議会において80メートル案一本やりの案を提示し、11月6日の都計審に向けて、まるで高さ80mが専門家会議によるお墨付きをもらったかのような印象を作ろうとしている、と思われます。
もともと80mとは、新宿通りの高さを元にしたそうですが、新宿通りは片側3車線です。しかし二番町地区計画の対象となる日テレ通りは片側たったの1車線で、3倍も広い新宿通りは比較対象にもなりません。いずれにせよ、現状ではマスタープランから逸脱するのに必要な住民の過半数の賛成もなく、また80mの高さが所与のものではありません。
区役所が都計審で二番町の地区計画変更につき報告するのであれば、①高さ60メートルを上限とした再開発案と、②60メートルを超える案の両方を提示しなおし、人々が双方の良い点、悪い点を比較できるようにして下さい。