「千代田区民の声を届ける会」(千声会)は、地域のよい環境を守り、
より良いまちづくりを進めるために行政や議会に人々の声を届けるべく、区内の有志を中心に立ち上げた会です。
私たちは東京の真ん中にある千代田区の様々な街の姿が大好きです。
そして区がより良いまちづくりを目指すこともよいことだと思います。
それでも地域の再開発にあたっては、様々な人々の異なる意見が生まれます。
そこで、地区計画の変更や地域再開発がもたらすものは、
様々な立場からメリットだけではなくデメリットも検討する必要があります。
また、新たなものを作れば、同時に失うものがあります。例えば超高層ビルが建てば、空を失います。
一度失われれば、二度と戻らないものは多いのです。
千代田区では近年、地域の人々の様々な声を十分に吸い上げず、住民に対する説明やその手順も不十分なままで、
一部事業者の優遇や、開発ありきとしか思えないような地区計画の変更や地域開発を、
強引と言わざるを得ないやり方で進めています。
本当に大規模な開発や規制緩和が必要か?
それは地域にどのような影響をもたらすのか?
巨額のお金を投じるのであれば、その費用の投資効果が本当にあるのか?
ほかにやり方はないのか?
こうしたことをしっかり検証の上で、十分に住民に説明し、住民の声に耳を傾ける必要があります。
一部の利害関係者や、声の大きい人だけが得をするような開発が許されても、未来に悪い前例と悪いものを残します。
私たちは、この下に挙げる「現在進行中の問題」にある地区計画変更や再開発の進め方に大きな危機感を抱き、
千代田区民の声を行政や議会に届けるために、千声会を立ち上げました。
十人十色という言葉があるように、そこで暮らす人、働く人の数だけ異なる意見があります。
私たちは、反対するだけではなく、異なる意見を交えて、より豊かな地域を一緒につくっていきたいと考えています。
1人1人の声は小さくても、集め、届けるために多くの方々のご賛同とご協力を頂けましたら幸いです。
千代田区民の声を届ける会
代表 堀義人