ABOUT

「千代田区民の声を届ける会」(千声会)は、地域のよい環境を守り、
より良いまちづくりを進めるために行政や議会に人々の声を届けるべく、区内の有志を中心に立ち上げた会です。

私たちは東京の真ん中にある千代田区の様々な街の姿が大好きです。
そして区がより良いまちづくりを目指すこともよいことだと思います。

それでも地域の再開発にあたっては、様々な人々の異なる意見が生まれます。

そこで、地区計画の変更や地域再開発がもたらすものは、
様々な立場からメリットだけではなくデメリットも検討する必要があります。

また、新たなものを作れば、同時に失うものがあります。例えば超高層ビルが建てば、空を失います。

一度失われれば、二度と戻らないものは多いのです。

千代田区では近年、地域の人々の様々な声を十分に吸い上げず、住民に対する説明やその手順も不十分なままで、
一部事業者の優遇や、開発ありきとしか思えないような地区計画の変更や地域開発を、
強引と言わざるを得ないやり方で進めています。

本当に大規模な開発や規制緩和が必要か?
それは地域にどのような影響をもたらすのか?
巨額のお金を投じるのであれば、その費用の投資効果が本当にあるのか?
ほかにやり方はないのか?

こうしたことをしっかり検証の上で、十分に住民に説明し、住民の声に耳を傾ける必要があります。

一部の利害関係者や、声の大きい人だけが得をするような開発が許されても、未来に悪い前例と悪いものを残します。

私たちは、この下に挙げる「現在進行中の問題」にある地区計画変更や再開発の進め方に大きな危機感を抱き、
千代田区民の声を行政や議会に届けるために、千声会を立ち上げました。

十人十色という言葉があるように、そこで暮らす人、働く人の数だけ異なる意見があります。
私たちは、反対するだけではなく、異なる意見を交えて、より豊かな地域を一緒につくっていきたいと考えています。

1人1人の声は小さくても、集め、届けるために多くの方々のご賛同とご協力を頂けましたら幸いです。

千代田区民の声を届ける会
代表 堀義人

THEME

  • その1

    二番町の地区計画の変更申請

    二番町には、街並みを守るためにビル高層化に住民が強く反対し、その結果、ビル高さを最高でも60mに制限する地区計画が作られました。ところが今、千代田区は、地区最大の地権者である日本テレビだけに対し、特別に90mの超高層ビル建設を許そうとしています。

    これに対し住民からは、ビル高さは60mのままで、同じように良いまちづくりが可能との提案や、高さ制限の大幅緩和に対する3千名を超える反対署名が出されています。区の開催した計画説明会でも反対意見が賛成意見を上回っています。このような事実にも関わらず、区は日本テレビだけに対して高さ90mを認めようとしています。

  • その2

    外神田エリアの開発

    秋葉原周辺の外神田エリアでは、コロナ後の「建築費高騰」や「オフィス空室率の上昇」を考慮しないなど問題を抱えたまま、秋葉原らしい街の姿を大幅に造り変え、170mもの超高層ビルを建てる大開発が進められようとしています。計画の再検討や投資効果の検証とその説明も十分ではなく、権利者の同意率が低いまま、強引に都市計画決定がなされれば、地域が分断され、秋葉原の良さが失われることになります。世界的な知名度のある秋葉原の将来を左右する問題になっています。

  • その3

    神田警察通りのイチョウ並木伐採

    千代田区は、静かなビジネス街の神田警察通りの活性化を名目に、その必然性や投資効果の検証が不十分なまま、当初のガイドラインでは「緑の十字路」として生かすとしていたイチョウの街路樹を伐採すると決めました。近隣の住民のみなさんから反対意見が出る中、区はイチョウの街路樹伐採を、昨年4月に突如強行しました。その後、地域住民が強く反対し、イチョウを守る行動をし、住民訴訟も提起されて伐採は一時中断されていますが、区がいつ伐採を再開するかわからない状況です。

RELATED PAGES

CONTACT

「千代田区民の声を届ける会」事務局

E-mail: sensei_info@ml.globis.co.jp